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書籍『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』著者サイン入り

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JRA賞馬事文化賞受賞作品

住人ゼロ、上陸禁止、馬だけが暮らす現代のロスト・ワールド。木村伊兵衛賞写真家による“ユルリ島をめぐる冒険”の記録。

日本の本土最東端、根室半島の沖合に浮かぶ無人島、ユルリ。かつては昆布を採取する漁師の番屋が建ち並び、動力源であった馬とともに人が暮らしていたが、やがて島は無人島となる。残された馬は自然交配を繰り返し、多いときには30頭ほどの馬が静かに命をつないでいたが、やがて島の馬は絶える運命となる。ユルリ島の元島民や関係者への取材をもとに「幻の島」をひもとくノンフィクション。2023年度のJRA賞馬事文化賞受賞作品。



誰も入ることができない島。馬だけが暮らしている島。幻の島……。ユルリ島の話を初めて聞いて以来、僕の心のファインダーの中に、その遠くに霞む幻の島が現れた。仕事で写真を撮影しているときも、被写体の向こうにまだ見ぬ島の影がちらついているような気がした。はっきりとした像を結ぶことのないその島の上を、幻の馬が走っていた。僕にはその馬のいななきさえ、耳を澄ませば聴こえてくる気がした。

— プロローグ「幻の島への未完の航海日誌」より



著者:岡田敦
構成:星野智之
デザイン:泉美菜子(PINHOLE)
編集協力:田代綾香(岡田敦写真事務所)
編集:福島晃、坂本太士(インプレス)
言語:日本語
判型:188mm×127mm
総頁:240頁
製本:布張り上製本
定価:2,970円(本体2,700円)
刊行:2023年6月11日
発行:インプレス
ISBN:9784295016540



目次

プロローグ 幻の島への未完の航海日誌

失われた時を求めて
 ユルリ島をめぐる6つの対話
 鉄索のある崖の上で – 最後の島民 ・庄林泰三
 追憶の島は霧の向こうに – 最初の馬主・庄林ヨネ
 海風の中の楽園に生きて – 根室の牧場主・佐々木徳太郎
 伯楽は光と影を胸に刻む – 別海の牧場主・大河原昭雄
 遠い国後から馬の呼ぶ声がする – 醸造所五代目・碓氷ミナ子
 そして懐かしい島へと帰る日 – 再び最後の島民・庄林泰三

ユルリについて私が知っているいくつかの事柄
 根室、国後、そしてユルリへ
 国後にまつわるスクラップ
 道東の馬に息づく気高い血脈
 理想郷を支えた名牧場の記憶
 花園効果と白い花弁の不思議
 海霧の中に隠された高層湿原
 断崖が守り育てる貴重な海鳥
 海獣が語る根室の海の豊かさ
 根室の歩みとユルリ島のこと
 年表

エピローグ 幻の島 岡田敦
鑑賞 生と死のあわいに浮かぶ島で 星野智之



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