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写真集『ユルリ島の馬 The Horses of Yururi Island』著者サイン入り
¥6,600
ユルリ島の馬、最終章。写真家の岡田敦が15年にわたり撮り続けた、北海道の無人島に生きた消えゆく馬たちの物語。 日本の本土最東端、根室半島の沖合に浮かぶ周囲8キロメートルの無人島、ユルリ。この島が馬だけが生息する上陸禁止の無人島となった背景には、開拓から先の大戦を経て現在へと続く北海道の歴史が深くかかわっている ― 本文より 昆布漁の干場を求め、人々が馬を連れてユルリ島に渡ったのが1950年のこと。20年余りののち1971年には最後の島民が島を離れ、ユルリ島は再び無人島となる。2006年、かつての島民たちの高齢化によって馬の管理が困難になったことからユルリ島から雄馬の引き揚げが実施される。それによって島の馬はゆるやかに絶えることが運命づけられることとなる。2011年の夏に、岡田が初めて島を訪れた際に12頭を数えた馬たちは、年月を重ね、次第にその姿を消していった。 JRA賞馬事文化賞を受賞した書籍『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』から2年、人間が暮らす世界で綴られた前作とは異なる、もうひとつの島の物語。 – 著者:岡田敦 装幀:サイトヲヒデユキ 編集協力:田代綾香(岡田敦写真事務所) 編集:古屋歴(青幻舎) 翻訳:重野佳園 言語:日英併記 判型:B5横 総頁:304頁 製本:布張り上製本 定価:6,600円(本体6,000円) 発売:2025年4月25日 印刷:ライブアートブックス 発行:青幻舎 ISBN:978-4-86152-987-0 C0072 – 特典1:当ショップでご購入の方は著者サイン入り – 送料:600円(レターパック プラス) 領収書:当ショップでは領収書の発行をおこなっておりません。購入時に届く「ご購入いただきありがとうございました」のメールと、決済方法ごとの受領書などをあわせて領収書の代わりとしてご利用ください ・クレジットカード決済、キャリア決済など:利用明細書 ・コンビニ決済、銀行振込決済:レシート、振込控えなど 少人数で運営しているため、すぐにご対応できない場合もございます。あらかじめご了承ください
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書籍『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』著者サイン入り
¥2,970
JRA賞馬事文化賞受賞作品 住人ゼロ、上陸禁止、馬だけが暮らす現代のロスト・ワールド。木村伊兵衛賞写真家による“ユルリ島をめぐる冒険”の記録。 日本の本土最東端、根室半島の沖合に浮かぶ無人島、ユルリ。かつては昆布を採取する漁師の番屋が建ち並び、動力源であった馬とともに人が暮らしていたが、やがて島は無人島となる。残された馬は自然交配を繰り返し、多いときには30頭ほどの馬が静かに命をつないでいたが、やがて島の馬は絶える運命となる。ユルリ島の元島民や関係者への取材をもとに「幻の島」をひもとくノンフィクション。2023年度のJRA賞馬事文化賞受賞作品。 – 誰も入ることができない島。馬だけが暮らしている島。幻の島……。ユルリ島の話を初めて聞いて以来、僕の心のファインダーの中に、その遠くに霞む幻の島が現れた。仕事で写真を撮影しているときも、被写体の向こうにまだ見ぬ島の影がちらついているような気がした。はっきりとした像を結ぶことのないその島の上を、幻の馬が走っていた。僕にはその馬のいななきさえ、耳を澄ませば聴こえてくる気がした。 — プロローグ「幻の島への未完の航海日誌」より – 著者:岡田敦 構成:星野智之 デザイン:泉美菜子(PINHOLE) 編集協力:田代綾香(岡田敦写真事務所) 編集:福島晃、坂本太士(インプレス) 言語:日本語 判型:188mm×127mm 総頁:240頁 製本:布張り上製本 定価:2,970円(本体2,700円) 刊行:2023年6月11日 発行:インプレス ISBN:9784295016540 – 目次 プロローグ 幻の島への未完の航海日誌 失われた時を求めて ユルリ島をめぐる6つの対話 鉄索のある崖の上で – 最後の島民 ・庄林泰三 追憶の島は霧の向こうに – 最初の馬主・庄林ヨネ 海風の中の楽園に生きて – 根室の牧場主・佐々木徳太郎 伯楽は光と影を胸に刻む – 別海の牧場主・大河原昭雄 遠い国後から馬の呼ぶ声がする – 醸造所五代目・碓氷ミナ子 そして懐かしい島へと帰る日 – 再び最後の島民・庄林泰三 ユルリについて私が知っているいくつかの事柄 根室、国後、そしてユルリへ 国後にまつわるスクラップ 道東の馬に息づく気高い血脈 理想郷を支えた名牧場の記憶 花園効果と白い花弁の不思議 海霧の中に隠された高層湿原 断崖が守り育てる貴重な海鳥 海獣が語る根室の海の豊かさ 根室の歩みとユルリ島のこと 年表 エピローグ 幻の島 岡田敦 鑑賞 生と死のあわいに浮かぶ島で 星野智之 – 特典:当ショップでご購入の方は著者サイン入り – 送料:185円(クリックポスト) 領収書:当ショップでは領収書の発行をおこなっておりません。購入時に届く「ご購入いただきありがとうございました」のメールと、決済方法ごとの受領書などをあわせて領収書の代わりとしてご利用ください ・クレジットカード決済、キャリア決済など:利用明細書 ・コンビニ決済、銀行振込決済:レシート、振込控えなど 少人数で運営しているため、すぐにご対応できない場合もございます。あらかじめご了承ください
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展覧会図録『神田日勝 × 岡田敦 幻の馬』サイン入り
¥1,650
北海道鹿追町にある神田日勝記念美術館で2023年に開催された開館30周年記念展「神田日勝 × 岡田敦 幻の馬」の展覧会図録。記念インタビュー「岡田敦 “消えゆくもの”へ、思いをめぐらせて。」を収録。 展覧会概要 本展(2023.8.11-10.28)は、北海道を代表する洋画家として知られる神田日勝(1937-1970)の絵画が並ぶ空間で、北海道出身の写真家・岡田敦の作品群をご覧いただける、コラボレーション企画展です。 北海道根室半島沖に浮かぶ「ユルリ島」。戦後高度経済成長期に漁業の場となっていたこの島は、現在は北海道の天然記念物に指定された無人島となり、かつて島民の生活を支えていた馬たちの子孫が、人の営みから遠く離れ、数頭の群れをなして暮らしています。そんな彼らの姿をおさめた岡田の写真は、いずれ消えゆく命を捉えながらも、えも言われぬ幻想的な空気をまとっています。 日勝もまた戦後50年代、60年代を鹿追で馬耕に勤しみながら過ごし、未完の馬の絵をのこして32歳で夭折しました。半身の姿で永遠にのこされることとなった馬は、観る者の想像力を掻き立て、その幻の完成像を各々の胸中に抱かせることでしょう。 日勝の手、岡田の眼によって、作品として永遠の命を吹き込まれた「馬」たちの「邂逅」にどうぞご注目ください。 – 神田日勝 1937年東京生まれ。終戦直前の7歳のときに一家で北海道の鹿追に入植する。農業をするかたわら独学で油絵をはじめ、北海道を代表する画家として評価を得つつも、1970年にわずか32歳の若さで夭逝する。NHK連続テレビ小説『なつぞら』(2019)に登場したヒロイン・なつ(広瀬すず)の初恋の人・山田天陽(吉沢亮)のモチーフとなった画家でもある。 – 神田日勝記念美術館 開館30周年記念展 図録『神田日勝 × 岡田敦 幻の馬』 収録:記念インタビュー 岡田敦 “消えゆくもの”へ、思いをめぐらせて。 企画構成:川岸真由子、立田栞那 編集:川岸真由子、杉本圭吾 デザイン:青坂さつき 言語:日本語 判型:210mm×148mm 総頁:28頁 製本:ソフトカバー 定価:1,650円(本体1,500円) 発売:2023年8月11日 発行:神田日勝記念美術館 神田日勝記念美術館 北海道河東郡鹿追町東町3丁目2 http://kandanissho.com – 第31回馬耕忌講演会録 全文公開 演題「“ユルリ島の馬”と“未完の馬”」 2023年8月27日 鹿追町民ホール https://kandanissho.com/xo_event/xo_event-2485/ – 特典1:当ショップでご購入の方はサイン入り – 送料:185円(クリックポスト) 領収書:当ショップでは領収書の発行をおこなっておりません。購入時に届く「ご購入いただきありがとうございました」のメールと、決済方法ごとの受領書などをあわせて領収書の代わりとしてご利用ください ・クレジットカード決済、キャリア決済など:利用明細書 ・コンビニ決済、銀行振込決済:レシート、振込控えなど 少人数で運営しているため、すぐにご対応できない場合もございます。あらかじめご了承ください